「キーホール」、シンバルの真ん中の穴がスタンドとの摩擦によって削れ、文字どおり鍵穴のように広がってしまった状態をいいます。(Google 画像検索)
各社から発売されているシンバルスタンドは、キーホール防止(ノイズ防止?)のため、シンバルと接する部分がビニールチューブや樹脂製部品で覆われています。ただしハイハットシンバルスタンド(クラッチ)については、何故かいまだにシンバルとネジを切った金属部が直に接するものが大半を占めています。そんなキーホール製造機、ハイハットクラッチにキーホール防止加工を施してみましょう。もちろん、安く!簡単に!
必要な材料はこれだけ。電気工事で使用する絶縁保護用の「熱収縮チューブ」。近所のスーパービバホームで400円/m程度でした。切り売りしてくれるお店ならばもっと安く購入できるでしょう。
ちなみにサイズは“12/4”。収縮前12mm、収縮後4mm(共に内径)というものです。
今回は、カノウプスのハイハットクラッチに加工を施します。
熱収縮チューブをハイハットクラッチのフェルト部分よりも若干短く切断します。
ハイハットクラッチのナットとフェルトを取り外します。キーホールの原因となるネジ山が現れました。
切断した熱収縮チューブをハイハットクラッチに通します。
今回は、ヒートガンで加熱しました。時間はかかりますが、家庭用のヘアードライヤーでも何ら問題ありません。
(加熱中)
(加熱後)
チューブが縮むことよって、ネジ山がしっかりと覆われます。
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フェルトとナットを戻せば完了です。
ハイハットクラッチに、安く、簡単にキーホール防止加工を施すことができました。
作業時間は3分程度。ぜひお試しあれ。
※動画も撮りました。よろしければご覧ください。